-俺って音楽を純粋じゃない手段に使う時ってのがあって。例えば、就職してる同級生とか、昔の知り合いにナメられたくないとか。意地はってやってる瞬間とかも多分にあるのね。上手く言えないけどサムいプライドとかエゴがあってそれに自分で気づく事があって。そいういう俺にあるサムいエゴい感覚がHAPPLEにないような気がするんだよね。

押田いや、でも意外に凄い妬みそねみが結構内側ではふつふつとしてる人達なんで。あのーすごく性格悪いんですよ。

-ほんと?

ドキ俺は結構良くねーか?

あさみうん。ドキ君にはあんまりないのかもね。

押田私たちはいっぱいある。

-ほんと?なんでそれが音楽に漏れ出さないんだろうね。ズルいな。

あさみ確かに。でもちーちゃん(押田)が書く歌詞は結構皮肉が入ってますね。

押田でも性格悪いようになってないんなら、それでいいなって思いますけどね。


HAPPLEの今後


-じゃ、今後どうしていきましょうか。

押田ライブの形態が色々できるように練習しているところもあって、それがより広がってゆく見解はあるので、今後はそうなっていく思います。

(一同モジモジしながら沈黙)

押田なんか言って(ドキに)

ドキうーん

押田でも、次のアルバムをこういうアルバムにしたいみたい事を凄い言うんですよ。

ドキそうなんすよ。まあ、今後っすか?今は、サポートで大樹くん(ギター等々)もいるしプルルタ(ベース等々)もいるから、「五人で出すグルーヴって存在するんだ」って急に思ったんですよ。だから、それを追求したアルバムを作っていきたいと思って、来年頭くらいから頑張ろうって思ってます。以上です。

-3人でやってて3MC感ってのが、それがMCじゃなくても楽器だったとしても「3人フロント」って考え方ができてて、共有できて、それを作品にできるって、やっぱ素敵すぎるね。

押田あぁ(思いを込めて)

ドキうん(偉そうに)

あさみ確かに

-君達素敵な3人がうらやましいです。

一同ありがとうございます。

-じゃ、そんな感じで。やっぱドキくんと俺って気が合わないよね。

ドキうそー。どこが?どこですか?

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編集後記 hig

HAPPLEのメンバーとはリハーサルスタジオCIRCLE SOUNDSで出会い、付き合いはかれこれ15年くらいになるでしょうか。
はじめて真面目に話してみました。多分。
素朴な純粋さを失わず、それでいて野心をもちあわせながら地道なスタジオワークを重ねて音楽を創りだしつづける3人。
このインタビューをしている時間も正直が溢れ、とても楽しい時間でした。
ただ、絶妙な間のズレ(主にドキ)がとても興味深かったのですが、それを文字で表現できるほど僕はスキルがないので、編集作業としてはそこはわりと無念です。あの独特のズレ(主にドキ)を文字として二次元化できるように今後は精進したいです。

(追記)
僕は数年前に心のコンディションがとても悪い時期があったのですが、ある日、新宿駅のホームでスーパー悪い状態になってしまって電車にも乗れない、改札にも行けない、何をしたらいいのかわからない状態になって、このまま出られなかったらどうやって新宿駅で人生を全うできるのか本気で考えていた時、シャッフルにしてたiPodから、いなかやろう(HAPPLEの前身バンド)の「すばらしい日々」が流れてきて、その瞬間に我にかえって意識がこの世にかえってきた事があります。くやしいけれど僕はこの三人に救われた事があるんです。いつか仕返ししたいデス。